高額なゴルフシャフト「TPT ニトロレンジ 21Hi」が、ゴルフ愛好家の間で注目を集めています。このシャフトは、特にヘッドスピードが高いゴルファー向けに設計されており、わずか40グラムの軽さながら、その性能は多くのプロ選手にも支持されています。
PGAツアーやドラコン（ドライブコンテスト）選手に愛用されるこのシャフトは、11万円という価格にもかかわらず、その価値は実際にコースで使用してみると明らかになります。通常、軽量かつフレックスが柔らかいシャフトは、高い打ち出し角とスピン量が増えると考えられがちですが、この「ニトロレンジ 21Hi」はそういった常識を覆します。
シャフトのトルクは5.0で、振動数は195cpm。「Lフレックス」相当の柔らかさでありながら、しなり戻りが非常に強力で、これが高速のヘッドスピードでも安定した強弾道を生み出す要因となっています。インドアゴルフレンジの小坂支配人も、このシャフトを使用し「以前よりも打ち出し角が抑えられ、トータルでの飛距離が伸びた」と語っています。
このシャフトの最大の特徴は、継ぎ目のない360度均一の剛性を実現する製法にあります。この製法により、どの角度からの力にも均等に対応することができ、ミスヒットの際でも安定したパフォーマンスを発揮するのです。
市場では、カスタムシャフトへの需要が再び高まっており、「リアルスペックゴルフ」などの専門店では、このシャフトが「クラブを新調するよりも効果的に飛距離が伸びる」として、順調に注文が入っているそうです。高価ながらも、その性能と質感には多くのゴルファーが納得しています。
このシャフトを実際に使用してみると、その軽やかな振り心地と、力強いショットが魅力的です。値段は決して手頃ではありませんが、ゴルフを真剣に楽しむすべてのプレーヤーにとって、考える価値のある投資だと感じました。これほどの性能を持つシャフトが、これからのゴルフシーンにどのような影響を与えるか、非常に楽しみです。
