スターズオンアースが、有馬記念の追い切りでその力の一端を見せつけた。ジャパンカップで3着に入った彼は、美浦ウッドでの追い切りにおいて、杉原騎手（レースではルメール騎手が騎乗予定）のもと、見事な走りを展開した。3頭併せでの追い切りでは、一時は先頭から1秒以上遅れていたものの、最終コーナーで追いつき、直線でスムーズに加速。最終的に6ハロン82秒6、ラスト11秒4（馬なり）で、中リュクススティール（古馬1勝クラス）、外テリオスサラ（2歳1勝クラス）を2馬身差で先着した。
高柳瑞師は、スターズオンアースの状態について「中3週の休養を経て、予定通りの時計を刻むことができた。動きも良く、問題はなかった」と満足の様子を見せた。右前肢の蹄の不安により天皇賞・秋を回避していたが、前走ではイクイノックス、リバティアイランドに次ぐ健闘を見せ、その後の短期放牧を経て、さらにコンディションは上向き。高柳師は「前走での体重増は成長の証。2000メートル以上の左回りコースが得意だが、最近のスタートの出方を見ると、中山でも期待できる」と語った。
感想：
スターズオンアースの追い切りは、彼の現在のコンディションの良さを如実に示している。特に、直線で見せた加速力は印象的で、有馬記念での活躍を強く予感させる。彼の今後のレースでの成績は、競馬ファンにとって見逃せない注目ポイントだ。
