福岡県は11月17日の夜から荒れた天気に見舞われ、福岡市では珍しい初雪が観測されました。この異例の気象現象は、発達した低気圧の影響によるものです。福岡市博多区綱場町では、強風で工事現場の足場が倒れかける事故も発生しましたが、幸いにもけが人は出ませんでした。
警察は、事故現場に面した大博通りの通行を一時規制し、安全対策を取りました。また、強風と波の影響で、博多と壱岐・対馬を結ぶジェットフォイルの運行が欠航し、山陽新幹線の小倉ー博多間およびＪＲの在来線の一部ではダイヤが乱れました。さらに、11月18日の朝には福岡市で「初雪」、背振山で「初冠雪」が観測され、県内各地で昼間の気温が一桁になるなど、厳しい寒さが続いています。
このような珍しい気象条件は、気候変動の影響を感じさせます。荒れた天候による交通の乱れや安全上のリスクには注意が必要です。また、初雪の観測は、これからの季節が一段と寒くなることを予感させ、暖房や防寒対策の重要性を改めて思い知らされます。福岡県民にとって、この天候は冬の訪れを実感させる出来事であったことでしょう。
