広東省珠海市横琴に位置する「澳門新街坊（マカオニューネイバーフッド）」プロジェクトが、11月28日に住宅ユニットの購入申し込みを開始しました。この大型住宅総合プロジェクトは、珠海市人民政府がマカオ向けに提供した開発用地に位置し、マカオ政府及びマカオ政府系基金が出資するマカオアーバンリニューアル（MUR）社によって計画、開発されました。
初日の反応は非常に好ましく、午後3時までに500件以上の申し込みがあったとのことです。このプロジェクトは、18歳以上のマカオ居民IDカード保有者に向けて開かれており、マカオに不動産を保有していない、または住宅用途の不動産を1つだけ持っている人々が対象です。また、珠海に住宅不動産を持っていないことも条件となっています。
提供される住宅ユニットは、88～118平米の広さで、販売価格は約241万～371万人民元（日本円換算で約5020万～7728万円）。総供給ユニット数は4000室です。このエリアには、商業施設、学校、クリニック、高齢者サービスセンターなどのコミュニティ施設も計画されています。
このプロジェクトは、マカオ居住者にとって住宅を得る貴重な機会となるでしょう。私の感想としては、このような国境を越えた大規模な住宅プロジェクトが、地域間の協力と経済的な発展を象徴していると思います。また、住宅供給を通じて、マカオの住民に新たな選択肢を提供することは、地域社会にとってもプラスになるでしょう。このプロジェクトの成功は、今後の国際的な住宅開発のモデルケースとなる可能性があります。
