ゴルフ日本シリーズJTカップが29日、東京よみうりカントリークラブで開幕します。注目されるのは、賞金ランキング3位の蝉川泰果選手。彼は2年連続でこの大会に出場し、「限られた選手しか出られない試合に再び参加できることが嬉しい」と語ります。
昨年、アマチュアとして「パナソニック・オープン」と「日本オープン」で勝利を収めた蝉川選手。今年4月には「関西オープン」でプロとして初優勝を飾るなど、華々しい成績を残しています。しかし、その後は勝利から遠ざかり、2位を4度も記録するなど、苦しいシーズンを過ごしました。
蝉川選手は今季を振り返り、「プロ初優勝は嬉しかったが、その後の勝ち星からの遠ざかりは苦しかった。しかし、それによりプロとしての試合での体力的な大変さや、様々な面での成長を実感した」と語ります。特に、同い年の中島啓太選手が先週の「カシオワールドオープン」で今季の賞金王に輝いたことは、蝉川選手にとって大きな刺激となりました。
「中島選手との賞金王争いは自分にとって成長の機会だった。しかし、同級生が賞金王になったことは悔しい」と語る蝉川選手。今週はそのライバルと共にプレーし、「負けないプレーをしたい」との意気込みを見せています。
プロアマ戦では18ホールを回り、最終調整を行いました。昨年に比べグリーンの状態が変化しており、これを警戒。蝉川選手は「今年最後の試合なので、初日と2日目は自分らしくプレーし、悔いなく締めくくりたい」と語ります。
感想：
蝉川泰果選手の今季は、苦しい時期もありましたが、それが彼をより強くし、成長させたことが伺えます。賞金王争いでのライバルとの競争は、彼に新たな目標と糧を与えたことでしょう。JTカップでの活躍が期待されます。彼のさらなる飛躍に注目が集まります。
